明日の空は何色だ

作家を目指し幾星霜。物書きの雑記ブログ。

ティーンエイジャー

呼びもしないのに帰ってきた極熱のために、洗濯を干しながら思わず「あつい……」と呟いた。洗濯物はすぐに乾いてありがたいが、朝は暑くて目を覚ました。今日はエアコンのタイマーをつけずに寝ようと思う。

悪夢を見たのも、暑かったためだろうか。学生時代の全てが仇討ちに来たかのような夢だった。中学の友達、大学の友達、高校と中学を足して2で割った校舎。

学生時代はとにかく苦痛だった、というわけではないが、今の私に少なからず悪影響を与えているのは確かである。うまく言語を扱えないのに、感情ばかり走る日々。誤解や嫌味やからかいを塗り重ねられ、自己肯定感は失墜した。被害者妄想だろうか。もう、妄想でもなんでもいい。妄想だと思って押さえつけるから、夢になって現れる。認めてくれと顔を出す。悪夢さえ見なければいい。

ほぼ毎日、悪い夢を見る。うつ病なのでしょうがない(風邪を引いたら咳が出るようなものだと思う)が、眠っても眠っても眠り足りない。どのみち暑いしコロナだし、それでもいいけど。

 

こんな安らかな日々は、いつ自分に訪れるんだろう。映画を見ながら思う。くさくさするのを誤魔化すために、ナンプレを始めた。塗り絵は脳が別のことを考えてもできてしまう=嫌なことを思い出しながらやってしまうが、ナンプレの場合そうはいかない。やり始めると止まらず、次から次へやってしまう。おかげで、すぐコツが見つかった。今まで自分には無理だとやらずに決めつけていたゲームなので、1冊解けたら自信になりそう。

 

本ブログの文体だが、自分の中に暗黙の理想があることに気づいた。天声人語だ。朝日新聞を購読していたわけではなく、大学の2次試験対策で、天声人語を読み、要約と感想を書くという課題を1ヶ月ほど行っていたためできあがったものだと思う。実家は地方新聞をとっていて、それにも天声人語のような欄があったが、気が向いたときに目を通すようにしていた程度なので、やはり受験勉強を頑張ったものが身に染みついているのだろう。1週間ブログを書かないと、この文体が恋しくなる。そういう、縋る先を蓄えていけたのも、学生時代だ。

 

学生時代の全てが悪夢ではない。人生がそうであるように。モノトーンであることを主義とせず、グレーな部分を愛したい。