明日の空は何色だ

作家を目指し幾星霜。物書きの雑記ブログ。

群青

るりちゃん(飼っているベタ。熱帯魚)の尾ひれは、昨日に引き続きボロボロしてしまっている。

水替えをしてからとても元気に泳ぎ回っているが、心配なので、いつでも治療できるように道具をそろえた。

ひれがボロボロすると、活発に泳いでいてもかえって心配になる。同じところをくるくると泳ぎ、エアレーションの影におさまる。「人間に例えるとなに?」という方法では気持ちをおしはかれないので、やっぱり観察に尽きる。

知識を得るのも大切だが、生き物なので、個体差によるところが大きい。スマホの画面だけでなく、魚自身をきちんと見てあげることも大切だ。

 

今日の散歩は、いつもと違うルート。何年かぶりに歩いた道だったが、古い歩行者用信号があった。

数年前に比べ、信号はLEDが増えているような気がする。人の形が黄色くなっている信号ってあんまり見ない。LEDでなくとも、比較的新しいものは白っぽい。

幼い頃は、信号の新旧が面白くて、よく気にしていた。移動時間は暇だから、雲を見たり景色を見たりして、空想を巡らせていた。

今は、あまり空も見上げない。空の青さ、雲の様子を見るのは好きだが、顔を上げたくないのと、飛蚊症がひどいのが原因だと思う。自然と俯いてしまうのは、病気のせいかもしれない。

昨日は、ふと見上げた空が夏の色をしていた。雲間に見える群青。遠くには、ふわふわした雲がかすんでいる。水分の多い大気がこの場所を包んでいると感じた。

 

梅雨に入り、空は曇り色。でも青空を見る楽しみができる。

……空を描こうとすると途端に青臭い文章になるけど、それはどうしてなんだろう。