明日の空は何色だ

作家を目指し幾星霜。物書きの雑記ブログ。

月齢の呪縛

突然だが、私は月の満ち欠けに影響を受ける。

 

相も変わらず精神病の治療中だが、一貫してよくならないのは睡眠だ。病気になる前から満月の前後は睡眠がとりにくかった。病気になった今、不眠に満月が拍車をかけている。一睡もできなかったことはこれまでなかったのだが、冬至近くの満月辺り、遂に一分たりとも眠れなかった。

 

満月だと意識しているから眠れない。のではない。眠れない日がことごとく満月なのだ。

思い返せば、中学生の頃、満月の辺りは勉強がはかどるなあと思っていた。大学の頃はもっと顕著で、新月から満月まではインプット、満月から下弦の月辺りまではアウトプットがはかどることがはっきりしていた。

ちょうど、大学の図書館に月と人体の影響を研究した本があった。

満月には出生率や犯罪率が高くなるともっともらしく書いてあり、興奮して読んだが、よくよく調べたら統計が恣意的で科学的には認められていない研究らしかった。

 

ネットで調べてみると、オカルトやスピリチュアル的な記事はたくさんヒットするものの、医学的科学的な記事はほぼない。

古代中国の医学書には、人体は月の影響を受けるという旨のことが書いてあるようだが、書かれた当時は現代みたいに夜も煌々と光が照っているわけじゃないのだから、現代人に当てはめて考えるのも難しいのではと思う。

 

というわけで、月齢の影響を受けて困っているんです、と訴える先が思い当たらない。

どうにも、精神病との親和性が高いように思えてならない。治療を阻害する症状なら、せめてきりわけて考えられるようになりたい。

だから、識者なり本なりにあたりたいのだが。まずは占い師に頼るのが手だろうか。

 

今こうやって吐き散らかしてるのだって、やっぱり月が太ってきたからだ。月は大好きだが同時に辛い。月が痩せれば、またブログを書く気力もなくなる。冬の月は高く昇る。空が凍えているから色も白く、光も突き刺してくるように鋭い。

だから一層、月に見られているような気だってしてくるのだ。

 

という呪縛のために、自分を「月齢に影響を受ける人」にしてしまっているのかもしれないね。

太陽の子供ぶって生きてみようかな。