明日の空は何色だ

作家を目指し幾星霜。物書きの雑記ブログ。

夢成敗

およそ1か月ぶりにブログを書く。

相変わらずうつ病の治療中だが、10月は厳しい月だった。

しんどさの中心には、睡眠不足があった。就寝後3時間くらいで目が覚めてしまう日が1か月ほど続いた。そのためか、口唇ヘルペスになってしまい唇が倍以上にまで腫れた。ヘルペスは顔中に広がり、大変つらい顔面になってしまった。今もまだあちこちかゆい。

ヘルペスになる前、立ち話中に倒れて救急車に乗った。病気としては朝礼のときにたまに倒れる子がいるあれと同じで、神経性の失神だった。救急車で病院に到着すると、様々の検査をする。血圧が下がっていたためか、採血がうまくいかなかったようで、二人がかりで私の腕から血を搾り取っていた。当時は余裕がなかったが、今思い出すとすこしおもしろい画だなと思う。

と、フィジカルにダイレクトなダメージを受ける出来事が続き、また眠りもとれていないため、パソコンを立ち上げる元気すらなかった。

 

今は追加してもらった薬のおかげで、むしろ寝すぎているのが目の上のたん瘤。一日の半分を寝て過ごしている。そして例にもれずいやに鮮明な夢を見る。

最近よくあるのは、高校生になる夢だ。戻る夢でなく、大学を卒業した私が高校に入学しているというもの。

毎回校舎の様子も舞台も違うのだが、以下の3つを必ず夢で体験する。

 

・時間割がわからない

 →その日は体育があるのではないかとおののいている

・「なぜ自分は大学を卒業したのにまた高校にいるのだろう」とメタな疑問を覚えるが、それを思い出せずにもやもやする

・何らかの理由で孤立しがち。いじめられているわけではないし、友達がいないわけでもない

 

なぜ、こんな夢をしつこく見るのだろう。夢は自分の深層に埋もれた自分のメッセージだと聞いたことがある。学校に行きたいということだろうか。

わざわざこんなところに書いたのは夢のメッセージを考えるためではなく、「高校再入学」の夢を二度と見ないためだ。体操着のない焦りも、なんとなく孤立するさみしさと諦めも、まるで現実で起こっているかのように鮮明なのだ。現の自分の感情が錆びついているので、夢で補おうとしているのか。しかし、負の感情ばかりに負債を払う必要もないだろう。楽しい夢なら喜んで見る。

悪い夢は人に話すと現実にならない、という。ならば人に話せば何かの折り合いがついて再び見なくなるのでは……と安易に考えてみた。人に話してはいないし、私はパソコンに向かって文章を書いているだけだが、日記とは違い誰かに読まれることを想定して文章を剪定してはいる。だから個人的なものに書くよりも「人に話してる度」は高いだろう。と勝手に解釈してみた。

 

今晩は楽しい夢を見られるだろうか。